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568. 「ワイングラス(ヨハネス・フェルメール)」を見た

  • カテゴリ:解釈<2>
  • 現在、上野の森美術館で公開中の
    フェルメール展に行ってみたんですよね。の
    第2弾です。
    (前の記事「567. 「手紙を読む女 (ガブリエル・メツー)」を見た」も、どうぞw)

    ヨハネス・フェルメールさんの作品なんです。

    ですよね。
    (もちBEAT君もびっくりのようです。)

    「ワイングラス(the Wine Glass, またはA Lady Drinking and a Gentleman)」

    という作品についてなんです。
    (この絵はWeb Gallery of Artさんに画像のリンクが張られています。)

    壁にかけられている絵についてはよく判別が付かないので、
    そういう状態での解釈になります。
    僕の解釈は変わっているかもしれないので、
    あくまで「僕の一意見」としてになります。
    (どの記事もそういうスタンスですが。)

    図録さんによると、

    「年上の男が、あまり世間を知らない若い女の人に誘惑をしていて、
    向かいの窓の「節制」を暗示させる紋章のステンドグラスが戒めを説いている」
    絵なんだそうです。

    しかし、官能的なところがないのが、一般的な寓意の絵と異なるんだそうです。

    で、思いついたんですけれど、
    「これって、
    別に悪意があって誘惑しているんじゃない
    んじゃないか」

    と。

    下心があっての誘惑だとすると、
    女の人がグラスの中身を飲み干しちゃっているので、
    だまされちゃいそうで、心配でドキドキしますよね。

    「つがれたグラスを最後まで飲み干す」
    ということは、
    「相手、および、つがれた中身(相手の提供する物)に一切の疑いを持っていない」
    ということだからです。

    「高慢な顔の男」ということになっているようですが、
    実物を見たら、自信はありそうだけれど、高慢ではなさそうなんですよね。

    で、この男は飲酒していない。
    「お酒を差し出す自分は真剣、しらふである」
    ということですよね。

    つまり、
    「年下の若い人に自分の持っている良い物(ワインで表される)を真面目に提供する」
    のが目的で、
    「確かに自分の生活している世界、自分の内的世界を「どお?」って、
    好きな子に見せて、
    くどいている」んだと思うのですが、
    「(若いけれど)よくよく冷静に考えてね」という気持ちもあるようなんです。
    (ステンドグラスで、女の人に気に留めてもらいたいことを示しているんだと思うんですよね。
    「自分で考えて、ちゃんと大人として自分で自分の心を判断してもらいたい」
    ということだと思うんですよ。
    ただ、押しつけがましくならないように、女の人から見て真正面の向きではなく、
    ちょっと斜めになっているんだと思います。)

    この男の人って、
    とても真剣な交際を求めているんじゃないですかねぇ。
    ちゃんとつきあいたいんだと思うんですよ。

    そして、
    女の人は男の人の見せる物を受け入れてくれたと。
    (自分の誇りのある物を見せるでしょうから、胸を張っていると思うんですよね。)

    で、
    「自分の差し出す物を全部受け入れてくれたよ。(嬉しいな)」
    という男の人(実はフェルメール)の思い出ではないかと思うんですよね。
    (自分じゃなくて、自分の持ち物で「惚れた」と言われても迷惑でしょうし、
    「賢明に」判断して欲しいんじゃないですかね?
    一晩のつもりでなければ。)

    実際は奥さんは1つ上のようですが、
    この絵の主題

    「男の人が自分のワールドに
    本命の女の人を呼んで、
    くどく」シチュエーション
    (「ちゃんと正しく自分の気持ちを判断してね。」
    &「君の体が目的じゃないよ」
    という男の人の気持ち付き)
    じゃないか

    と思うんですよねぇ。

    うまくいきそうですから、
    音楽が奏でられて、
    空間が幸せ気分で一杯の演出がされると
    良いですよね。
    (一般的に年下の若い女性ということになっていますが、
    そうじゃなくても良さそうですけれども)

    という、解釈になったんですけれど。
    どうなんでしょうね???
    (壁に掛けられている絵がわからないんで。)

    正しいとして、考えると、
    フェルメールさんって
    「奥さんのことを
    本当に大事に愛していたのかな~」
    って思える気がするんですよね。



    <追記>2018.11.29
    お互いの心を確かめる


    女の人(フェルメールさんの奥さん)が
    「自分がフェルメールさんをちゃんと好きか」というだけでなく、
    「フェルメールさんも大丈夫でちゃんとした人か」というのも
    心で確かめてもらわないといけません。

    全部飲んでもらえたら、
    つまり、全部受け入れてもらえたら、
    うれしいですよね。
    その様子を見て、フェルメールさん自身も確認している
    んだろうと思います。




    <追記2>2018.12.19
    お互いの心はまだ決まっていない


    背後の絵というのは
    場面説明の強力なツールとして使われることが多いのですが、
    洗浄した状態で、
    内容が不明瞭(木の陰が見えるぐらい)ですので、
    二人の状況、関係がまだ決定していない、
    先行きが不明瞭な状態であることを
    示しているんじゃないか

    と思います。

    お互いの心を確かめ合っている状態
    においては
    公平に状況判断をすると
    こんな感じなのかも

    しれません。

    自分勝手に自分の恋を、
    うまくいったと結論づけるのは
    おかしいですもんねぇ。
    (ちゃんとお互いの心に聞かないと)

    フェルメールが
    フェルメール自身の恋について
    描いたのであれば、
    なおのこと
    描き手がそんな決めつけをしていることになって、
    おかしすぎますしねぇ。




    <追記3>2018.12.19
    「お互いの心」と書いているわけ


    いくら相手が好きで、
    自分の大事な物を「どお?」と聞いているシチュエーションでも、
    相手の反応を見ていますよね。

    その反応や所作を見たら、
    自分の思った通りの素敵な人ではなくて、
    「げぇぇぇ!!!! 冗談じゃない、さよーならー」と
    全ての風呂敷をたたんで、
    「すたこらさっさ」とバイバイする場合だって
    あるはずなんです。

    つまり、
    お互いの人となりを
    お互いの心でテイスティングしている状態

    なんですよねぇ。
    (差し出している物は、話題作りですし。)

    まさに、
    ワイン
    じゃないですかぁwww

    (めでたい、いぇいv
    ちゃんとリーディングできているみたいな気がしてきました。)

    だから、お互いの心を確かめ合っている状態なんです。

    心と行く末の決めつけはだめ
    ですよ~。





    <追記4>2018.12.20
    ぱったんGO!!



    相手が思ったような素敵な人でなかったら、



    てな感じですよねw
    (絵にしてみました。
    指輪も観覧車も山もしまってくださいね。)

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