531. 確率統計の勉強って大事だと思う(AI)
- 2018/09/15
- 22:20
NHKスペシャル
「人工知能 天使か悪魔か
2018
未来がわかる その時あなたは…」
を
20分経過したぐらいから見た
んですよ。
一般的に言って、
僕に発言権があるかどうか不明ですが、(2018.09.15現在)
(明日、オンデマンドで流れるのを見た後で書いても、間に合うような気もしますが。)
書きたい気持ちがムクムクとわき上がったので、
書いてしまいます。
AIの思考回路がブラックボックスで、
正しいかわからない、
(つまり、追試ができない、ということでしょう)
という主張はよくわかるのですが、
そもそもの
「未来はわかりません」
という、「確率統計の基本が忘れ去られている」ようなんですよね。
AIによる過去の事象の解析よりわかるのは、
あくまで、
「起きる可能性」
つまり、
「統計的にこれくらいの確率で起きていたよ」
というだけの
統計に基づく確率割合
であって、
「未来が見えた、未来がわかった」
と思うこと自体が
誤りである
と思うんですよね。
(「占いは統計学です」と言われることがありますよね。)
「○○が起こる事の多い条件がそろっている」
からといって、
人の行動ですから、
必ずしも「起きる」とは限りません。
犯罪の起こりやすい条件の揃った現場を
時刻ごとに指し示すのは、
悪くないと思うんですよね。
(肉体を使った現行犯の選びやすい条件ということだと思うので、
麻薬をやった人が来るかどうかというのと
直接関連があるかどうかわかりませんが。
例として、アリな方向なんですかね?)
理由がわからなければ、
起きたのは、因果律による物ではなく、
「ただの偶然」
と言われると思います。
「○○が起こる事の多い条件がそろっている」から
「○○が起こりやすい」だろう
というようにAIのさし示す情報を
読むならわかるのですが、
「必ず起こる未来」というように受け止めたり、
「予測した内容が未来と等価である」と考えるのは
誤り
だと思います。
また、
実は、
未来のその時点まで環境が
AIの学習した期間と同一である
という条件も付いていることを忘れてはならない
と思います。
つまり、
AIの提示する情報
については
未来のその時点まで環境が
AIの学習した期間の環境と同一である場合、
過去の統計確率的に
「○○が起こる事の多い条件がそろっている」から
「○○が起こりやすい」だろう
と受け取るのが
健全ではないか
と思います。
「実際起きた事象(100%)と
まだ起きていない事象の予測確率とを
同列に扱う」
というのは
高校数学で学ぶ「確率統計」の根本が
理解し切れていない状態ではないか
という懸念がありますので、
気になる方は「条件付き確率」について
よく再考なさると良い
と思います。
(根本原則なんで、とりあえず書きましたが、近々残りを見たいと思います。
そして、見たら、きちんとご報告します。)
<追記>2018.09.15
きちんと区別したい
(まだ、残りは見てませんが、)
「既に起きた事象」=「確定した事実、現実」
であり、
「これから起こりやすいこと」は
「存在すると確定した事実」
ではありません。
つまり、
あくまで、
「これから起こりやすいこと」≠「存在すると確定した事実」
ということです。
ので、
この二つの厳然とした区別をすること
を強くお勧めしたい
と思います。
未来をわかった気になってはいけない
と思います。
「100%起こるというお知らせ」では
ありませんから。
<追記2>2018.09.16
全部見た
昨日途中からになっていた番組の残りを見ました。
(結局、昨日は、15分ぐらいから見たようでした。)
昨日の議論は原理的な話ですので、
AIの提示する情報
については
未来のその時点まで環境が
AIの学習した期間の環境と同一である場合、
過去の統計確率的に
「○○が起こる事の多い条件がそろっている」から
「○○が起こりやすい」だろう
と受け取るのが
健全ではないか
と思います。
というのは変わりません。
「天使か悪魔か」という表現がありましたが、
「AIによる○○が起こりやすい」という情報を使うかどうか決めるのは
AIという道具を使う人間ですので、
人間のAIの示す情報の解釈を含む、
人間によるAIの使い方によって、
「人にとって良い物となるか、悪い物となるか」が決まる
と思います。
AIもはさみと同じで、
作った人が責任を負うとは思えませんので、
AIの示す情報を使った結果がなんであれ、
その人の行動結果に対する責任は
AIの出す情報を使う人の責任となる
ということになると思います。
また、
文字情報を画面の墨に出すのは良いのですが、
きちんと読めないような飾りを付けるのは不審です。
(サブリミナル効果のような効果を狙っているのかと疑ってしまいますので、
透明な情報伝達をしてもらいたいと思います。)
「人工知能 天使か悪魔か
2018
未来がわかる その時あなたは…」
を
んですよ。
僕に発言権があるかどうか不明ですが、(2018.09.15現在)
(明日、オンデマンドで流れるのを見た後で書いても、間に合うような気もしますが。)
書きたい気持ちがムクムクとわき上がったので、
書いてしまいます。
AIの思考回路がブラックボックスで、
正しいかわからない、
(つまり、追試ができない、ということでしょう)
という主張はよくわかるのですが、
そもそもの
「未来はわかりません」
という、「確率統計の基本が忘れ去られている」ようなんですよね。
AIによる過去の事象の解析よりわかるのは、
あくまで、
「起きる可能性」
つまり、
「統計的にこれくらいの確率で起きていたよ」
というだけの
統計に基づく確率割合
であって、
「未来が見えた、未来がわかった」
と思うこと自体が
誤りである
と思うんですよね。
(「占いは統計学です」と言われることがありますよね。)
「○○が起こる事の多い条件がそろっている」
からといって、
人の行動ですから、
必ずしも「起きる」とは限りません。
犯罪の起こりやすい条件の揃った現場を
時刻ごとに指し示すのは、
悪くないと思うんですよね。
(肉体を使った現行犯の選びやすい条件ということだと思うので、
麻薬をやった人が来るかどうかというのと
直接関連があるかどうかわかりませんが。
例として、アリな方向なんですかね?)
理由がわからなければ、
起きたのは、因果律による物ではなく、
「ただの偶然」
と言われると思います。
「○○が起こる事の多い条件がそろっている」から
「○○が起こりやすい」だろう
というようにAIのさし示す情報を
読むならわかるのですが、
「必ず起こる未来」というように受け止めたり、
「予測した内容が未来と等価である」と考えるのは
誤り
だと思います。
また、
実は、
未来のその時点まで環境が
AIの学習した期間と同一である
という条件も付いていることを忘れてはならない
と思います。
つまり、
AIの提示する情報
については
未来のその時点まで環境が
AIの学習した期間の環境と同一である場合、
過去の統計確率的に
「○○が起こる事の多い条件がそろっている」から
「○○が起こりやすい」だろう
と受け取るのが
健全ではないか
と思います。
「実際起きた事象(100%)と
まだ起きていない事象の予測確率とを
同列に扱う」
というのは
高校数学で学ぶ「確率統計」の根本が
理解し切れていない状態ではないか
という懸念がありますので、
気になる方は「条件付き確率」について
よく再考なさると良い
と思います。
(根本原則なんで、とりあえず書きました
そして、見たら、きちんとご報告します。
<追記>2018.09.15
きちんと区別したい
「既に起きた事象」=「確定した事実、現実」
であり、
「これから起こりやすいこと」は
「存在すると確定した事実」
ではありません。
つまり、
あくまで、
「これから起こりやすいこと」≠「存在すると確定した事実」
ということです。
ので、
この二つの厳然とした区別をすること
を強くお勧めしたい
と思います。
未来をわかった気になってはいけない
と思います。
「100%起こるというお知らせ」では
ありませんから。
<追記2>2018.09.16
全部見た
昨日途中からになっていた番組の残りを見ました。
(結局、昨日は、15分ぐらいから見たようでした。)
昨日の議論は原理的な話ですので、
AIの提示する情報
については
未来のその時点まで環境が
AIの学習した期間の環境と同一である場合、
過去の統計確率的に
「○○が起こる事の多い条件がそろっている」から
「○○が起こりやすい」だろう
と受け取るのが
健全ではないか
と思います。
というのは変わりません。
「天使か悪魔か」という表現がありましたが、
「AIによる○○が起こりやすい」という情報を使うかどうか決めるのは
AIという道具を使う人間ですので、
人間のAIの示す情報の解釈を含む、
人間によるAIの使い方によって、
「人にとって良い物となるか、悪い物となるか」が決まる
と思います。
AIもはさみと同じで、
作った人が責任を負うとは思えませんので、
AIの示す情報を使った結果がなんであれ、
その人の行動結果に対する責任は
AIの出す情報を使う人の責任となる
ということになると思います。
また、
文字情報を画面の墨に出すのは良いのですが、
きちんと読めないような飾りを付けるのは不審です。
(サブリミナル効果のような効果を狙っているのかと疑ってしまいますので、
透明な情報伝達をしてもらいたいと思います。)