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489. 「心失者」って何ですか?

  • カテゴリ:人の区別
  • NHKスペシャル
    “ともに、生きる”
    ~障害者殺傷事件 2年の記録~

    を見たんですよね。

    「心失者」とは
    「心を失っている状態の人」という概念を表現するために
    犯人の作った造語だそうですけれど、

    現実としては
    当てはまる人がいるかどうか

    というのが
    問題

    なんですよねぇ。

    いるんですか?
    生きている人みんなにちゃんと脳が付いてますよ。
    その活動結果として心があると考えられているんですが。
    心のない人なんていないはず
    なんです。

    そして、自分の使った手法に対して
    自信満々のようですが、
    実際、当てはまるかどうか、
    どのように判断するのでしょうかねぇ。

    また、「ない」という事実を確定するのは
    非常に困難ですが、
    あまりにも適当に決めつけてしまったのではないか
    と思うんですよねぇ。

    どうも、犯人は手落ちをしているようです。
    なぜならば、
    「心があるかどうか、
    その人の心が反映された反応があるかどうか」
    を調べ切れて「すら」いない

    ようです。
    それは
    犯人の介護者としての実力不足によって引き起こされた
    ものです。

    そのため、
    「心失者」がいるという前提で展開される
    犯人の主張は架空の議論

    となります。
    つまり、
    犯人の話を聞いても意味ねぇよ
    ということ

    です。

    そもそも、
    そして社会に役に立たないと決めつけた、
    犯人のその脳の後押しによって、
    犯人自身が自分が役に立っている状態でないと
    自分が存在することを認められないかのように、
    殺人行動をしたのではないかと思われるんですよね。

    殺人行動をしないと、自分の存在する意義を認められなかったのでしょうか?

    そして、
    殺人者、犯罪者として身柄を拘束されている現在も、
    自分の行動、価値観の賛同者を集め、
    他人の視線によって
    自分の存在価値を確かめたがっているようにも思えます。

    障害者の人に向けた視線を
    自分に対しても向けているように見えます。

    そもそも、
    「生きている人」の存在そのものを心で感じられていない
    から、
    平気で殺せる

    んだと思います。
    あるがままの人や生き物を愛するという行動の根本ができていない
    んじゃないですか?

    「いない」と思っちゃっているから、
    殺せちゃうじゃないですかね?

    「6. 優生思想について」で書いたように、
    存在自体が大切なんですよね。

    毎日を一緒に楽しむのが
    相手の存在を大事にする
    ということでもあると思います。

    特に犯人が優秀な人とは思えませんし、
    他の人を勝手に決めつけて殺せちゃうほど
    何らかの力を持った人間でもないと思います。

    「あんたに決めつけてもらう必要なんかねぇよ」
    ということです。

    さらに、
    自分の説が実際に現実にあてはまるかどうか、
    実際に行動して他人に影響を及ぼして良いのかどうかについての
    判断も甘いと思います。
    (一方通行の考え方しかできない人っているようなんですよね。)

    <追記>2018.07.21
    そもそも人付き合いがわかっていない


    ちゃんと、
    自分の不都合なく自分の感情を表現出来る人だって、
    「心を開いていない相手には、
    自分の感情を見せない」

    ものですからねぇ。

    誰だってそうでしょ?

    犯人は
    介護者として、
    犠牲になってしまった人達から
    よっぽど嫌われてたんじゃないですか?


    <追記2>2018.07.22
    上記の記事の解説


    殺人の犯人は
    「心失者」という
    今までにない概念を想定し造語を作りました。

    ただし、
    この言葉に該当する生きている人間が存在するかどうかは
    一般的に認められていませんし、
    「この人、そうだよ」という事例も報告されていません。

    脳心理学的には
    「心は脳の活動の結果生まれる物である」
    というように考えられています。

    ですから、
    「心失者」の存在を僕たちは認めていないんです。

    犯人は、「反応の薄い人」をターゲットに選んだと言って
    自己正当化を図っていますが、
    「心失者」であるかどうかの判断が
    完全に自分勝手なものであり、
    上記にあるように
    「不完全で誤った方法」による可能性が
    非常に高いのではないかと思われます。

    つまり、
    「心失者」と認定したこと自体が
    失敗によって引き起こされた結果

    だと思うんです。

    ですから、
    この世に存在しないのに、
    自分勝手に「心失者」という概念を作って、
    被害者を自分の説を正当化する人間
    「心失者」であるとして決めつけ、
    殺した

    ということになるのではないか
    と思います。

    全くもって、許せません。

    また、
    犯人の凶暴で猟奇的な犯行時点の様子と
    現在の穏やかで理知的なような様子の相違に
    驚くかもしれませんが、
    どちらも、
    「他人から見て、役に立たない人間はいらない」
    という行動を表現しアピールするのに
    都合の良い行動ということで
    一致

    しています。

    まるで他に取り柄がない、自分を認める理由が見つからないかのように
    「他人から見て、役に立たない人間はいらない」
    という考えにこだわり、
    一方で障害のある人を殺し、
    もう一方でその説のすばらしさを唱え上げ、
    実行した自分を「世間の役に立った人間」として
    自分を自分で認めたい
    と言う欲求があるのではないかと
    思います。

    実際の行動を追うと、
    勝手に「心失者」を作り上げ、殺し、
    その後で、
    自分の説、殺した行動を他の人から認めてもらいたい
    という犯人の思惑、欲求が透けて見える行動だと思います。

    「説」を正当に唱える、ある論を一般に認めてもらうための
    一般的な手続き、行動をすっとばし、
    「勝手に行動をしてから、認めてね~」とかいう
    こちらとしては「知らね~よ」としか
    言いようのない手順で
    自己の主張を主張しているので、
    職業的に自分の発見、説を提唱する学者的には
    全くお話にならないことをしています。

    人としても未熟だし、
    介護者としても、
    説の提唱者としても
    非常に未熟で素人な人間の
    「とうとうと自信ありげにしゃべっているだけで真実のない」説

    だと思います。

    荒唐無稽な考えを元に活動しているだけに見えますから、
    (他に取り柄なかったんですかね?)
    「冗談じゃね~よ」
    と言っておきます。

    介護者としてダメダメな人間の
    障害者に対する考えなんて
    使えると思いますか?

    (人としてもダメダメだと思いますが)
    ド素人なんですよ、この犯人。

    あ、ちなみに障害のある人の家族の人達は
    それぞれ自分たちの心で
    障害のある人のことを思っているでしょうし、
    その中身を勝手に決めつけなくて良いんですよ。
    「○○と思っている」はずとかいって。

    ほんと、優秀な人間には思えませんよ、この犯人。
    ド素人です。

    <修正>2018.07.22
    「心失者」と認定したこと自体が
    失敗の結果

    の「自体」が「事態」でした。
    修正します。

    <修正2>2018.07.22
    追記2の
    「心失者」と認定したこと自体が
    失敗によって引き起こされた結果

    としました。
    「失敗の結果」というわかりにくい言葉だったのですが、
    きちんと意味の特定しやすい言葉に代えました。
    修正します。

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