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432.  キャラと行動とその表現 ~名探偵コナン劇場版「ゼロの執行人」~

  • カテゴリ:解釈<2>
  • 注:
    この記事には「ネタバレ」に相当する内容が含まれていますので、
    ご鑑賞前に偏見や先入観なくご覧になりたい方は、
    お読みにならないようにしてください。


    名探偵コナンに関わる
    いくつかの記事を書かせて頂いたのですよね。
    それについては非常に感謝なのです。
    333. 撮ってみた (名探偵コナンプラザさん)
    402. 改憲案ってどうやって賛成とか不賛成って言えばいいんですかね?です。)

    で、基本的に、どなたかの作られた作品について
    僕は批評や解説はしません。
    作ったその人が一番えらく、
    (材料を集め、アイデアを作ったのは作った人です。)
    僕はその人の提示してくれたものを利用して考えているだけなのに、
    「わかったよ~。すごいでしょ」
    というような勘違いした出来る子アピールをする気がないからです。
    お勉強ということで、解釈を個人的にしますが、
    解説なら、作られたご本人がご存命なら特に、ご本人がなされば良いと思います。
    間違えた解釈を他人がつけて、それが一般的な評価になるのは
    僕は嫌ですので。
    しかし、古典作品であれば、ぼくなりの解釈や解説はつけて、
    みんなで鑑賞、勉強することを否定しませんので、
    そのような記事はあります。

    その上で、ちょっと感想を書きたいと思います。
    個人の感想ですので、映画鑑賞の模範解答のようなものではありませんし、
    映像作品を文字情報にしていますので、
    全ての情報が網羅されていることはありません。

    架空の作品のキャラにも、
    「この人、こういう人だよねぇ」と感じられる
    人格(つまり、キャラ)が存在すると思います。
    その人格や心持ちは、
    物語を通してそのキャラクターの行動を見聞きすることで
    僕たちは「この人、こういう人だよねぇ」と感じ、
    そういう人だと思います。

    連載中、作品が作られている最中の作品では
    リアルタイムに新たなエピソード、キャラの行動が付け加えられていき、
    生きている人と同じように、キャラクターの印象は変わっていくんだと思います。
    なので、生きている人以上にご都合的な動きをしたり、
    同一人物と思われないぐらい違和感のある行動をするキャラクターについては、
    通称「泥人形」と呼ばれ、キャラとして成り立っていないという評価になることが多いです。

    今回、この春に公開された劇場版についても、
    あらたなエピソード、キャラたちの行動が付け加わり、
    それぞれのキャラクターがどのような人物であるかの
    新たな知見が加わったと思います。

    名探偵コナンでは、
    かなり明確に「キャラ」のしない行動について明らかにされていて、
    くっきりしたキャラの人格の輪郭があり、ある程度安定しているものだと思っていました。

    そかし、
    本劇場版において、
    「そういう人だったのかな?」と感じられるキャラの行動
    (例えば、人を都合良く操っているように見える行動など)が
    あった気がします。
    あった気がするということは、
    結局見た後の感想で、「そういう人だったんだね」という結論になると思います。
    (あまり気分の良い物ではありませんでしたが。)

    確かに、映像が豪華ではありましたが、
    いくつか言いたいこともありますので、
    ちょっと書きます。
    (僕の思うことの全部ではありません。)

    1つ目。
    探査機白鳥から射出された回収ポッドを
    人的被害がないように処理するのに、
    コナンチームによる2段階の物理的な進路変更がありました。

    1.阿笠博士の作ったドローンに積んだ爆薬
    (小1の子供達が真実を知らされずに運び屋になってましたね。
    緊急対応とはいえ、親友である博士に自分の行動の真実を明かされない理由はなんでしょう?
    そして、博士はそのような人だったんですかね?)と
    2.コナン君が蹴る(ツボを刺激することで筋力を増加した特注品)コナン君のベルトから射出されたボール
    ですね。

    映像を見た限りにおいて、
    オープニングで
    いつもならあるはずの阿笠博士の発明品の紹介がありませんでした。
    そして、
    話が始まったときにキャラの存在をとても強調されているように見えたのは
    博士のドローンの方でしたので、

    監督さんなどが強調したいのは
    2のコナンの必殺技ではなく、1の爆薬ドローンの方ではないかと思われます。

    コナン君ファンとしては非常に残念です。

    2つ目。
    コナン君がスケボーに乗っかって、さまざまな障害物を乗り越えつつ
    危機を脱し、現場へ急行する大事な場面では、
    コナン君が飛んでくる車をかわす正にその肝心なシーンがなく、
    事後の「無事」な映像のみがありました。

    ドキドキハラハラが少なかったです。

    3つ目。
    メインの犯人の動機にあたる、
    「協力者と公安の心の繋がり」が「非常に強い」
    というのと
    「メインの犯人がクラッキングを働くのに必要な技術の手に入れ方」が
    「担当した捜査資料を読むだけでできちゃうよ」
    が、
    ほぼ台詞のみで表現されていました。
    (止め絵だけなんですよね。)
    それは、「あらすじ書き」の段階のものでしかなく、
    その「あらすじ」をキャラの行動などドラマで表現するのが、
    フィクション(小説など)だと思うのですが。

    人の心の動きの表現を
    「あらすじ書き」の段階で止められているように見えましたので、
    押しつけられ感が半端ありませんでした。
    結局、動機などの犯人の行動の根拠が納得できないと、
    鑑賞者として犯人として受け入れることができず、
    説得力を持って、ストーリーテリングをされているような気になれなかったです。

    そこは、ドラマとして映像で表現しないといけない部分だったのではないかと思います。

    ですので、
    「協力者と公安の心の繋がり」が「非常に強い」という理由が、
    「正義感の共感」のみとしか感じられず、
    万人の感じる正義が全て犯罪的ではないということではありませんので、
    結局「協力者と公安の心の繋がりは、違法行為の共有」が動機の原因ということではないかと
    思えてしまいます。

    4つ目。
    コナンの世界の警視庁公安課について、
    協力者を公安内部でナンバーで管理し、お互いに知らしめないというシステムは
    「協力者と協力にある公安の人の独善とその場限りの違法捜査を辞さない操作と対応」
    と言うように見えますので、
    どちらかというと、
    所謂一般的な正義の味方ではなく、
    「私的な執行人」(まあ要するにリンチですかね?)の団体さんなのかしら?
    と思えました。
    フィクションの世界の警察さんのお話で、
    日本の警察さんのお話ではないので、
    特に構いませんが。

    5つ目。
    自分の能力を引っ張り出すために、
    身近の大切な人の肉親をひどい目に遭わされて
    「買いかぶり過ぎだよ」としか言わないコナン君は
    (しかも笑ってましたね。)
    何かの思惑があったんですかね?
    (これはただの疑問ですが、人物評価として非常に重要な点だと思います。)

    などなど、
    他にも様々気になる点はありますが、
    上記に書いた通り、
    作った方は作った方の考えがおありでしょうから、
    僕個人の感想であることを
    しっかり強調しておきたいと思います。
    (個人の感想でしかありませんので、特に強調文字は言いたいことの内容に使う必要を感じません。)
    そして、
    作った方の意見をきちんと伺えるといいかな
    と思います。

    <追記>2018.04.21
    名探偵コナンは
    かなり一定した印象のキャラで
    20年以上続いている気がしたので、
    本劇場版は特に不思議な気がしますけれども。




    <追記2>2019.12.30
    気分悪いキャラ違いは
    なかった気がする(DVD版)


    やっとこさっとこ
    DVD版を見ましたが、

    気分悪い
    キャラ違うじゃね???

    というのがなかった感じなので、

    1観客として、

    「納品される」

    ことにしたいと思います。


    「この話はこうして欲しい」という
    僕の希望を通したいのではなく、
    キャラの性格が悪すぎたんで。

    僕としては
    「これはこういう話かw」
    という感じで受け止めたい

    と思います。


    とにもかくにも、

    独善すぎる、
    みんなで納得の正義
    でない

    のは

    リンチ

    ですので、

    気を付けたいところですw
    (ちゃんとみんなの手続きを取りたいと思います。
    裁判とかいろいろ。)




    <追記3>2019.12.30
    大人になってからお知らせするしかない
    んじゃないかと思うけれど


    少年探偵団の子供らの使い方については、

    大人になって
    説明するしかないかな?

    という感じになりました。

    ちゃんとお知らせして、
    わかった行為をしてもらう
    ほうがいいと思いますがね。


    いくら、事情が分かったときに、
    「結果オーライって言ってくれるよね?」
    と思えても。


    やっぱり、
    「かなりギリギリかなぁ。」
    とは思いますが。


    僕は、
    てきとう話に乗せることができる相手だとしても

    そういうことはやめておきます。

    気分が悪いんで。

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    高久 真生(たかく まさお)

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