41. デジタル録音は嘘つきじゃありません?(困ったこと)
- 2016/09/29
- 21:37

デジタル録音した音声は、
ハイレゾと呼ばれる192kHzで録音したとしても、
本当の声じゃないんですよね。
本当の声と違って聞こえるんです。
どんなに技術を開発したとか、お金を費やしたとか言われても、
聞こえる音が全てですので、偽物の食べ物を出されて、「おいしいと思え」と言われても困ります。
(技術者の自己満足に付き合う義理はありません。)
テープというアナログな媒体に録音した場合、
電磁誘導という自然現象を用いて、
録音、再生が行われます。
(再生する際に、周波数特性が強い再生をするのは論外です。)
そのため、自然な声が録音され、再生されます。
つまり、録音しているその場の空気の振動を耳で感じているのと同じ振動を耳で感じられるのです。
他方、デジタル録音は、
実は波のどの部分に点を打って、音の代表点としているかわかりません。
同じ音声だったとしても、録音するたびに異なる点を代表点としているはずです。
人は波の立ち上がりに対して、タイミングを正確に合わせて録音ボタンを押せません。
(押せたとしても、どのタイミングが正確な音の再現につながり、望ましいのかの問題が残ります。)
つまり、数値として記録されているデータが異なるのです。
なので(というより、そもそも)、どうして、CDからアンプを通ってスピーカーを震わせて出てくる音が
元の音と同じと言えるかわかりません。
誰か証明した人がいるのでしょうか。
(論文をご存知の方はfunnysteps

任意の方法で人工的に情報量を減らしたものの復元において、
復元方法によらず同じパターンに戻る保証があるんでしょうか?
非常に不思議です。
疑問が残ります。
同じパターンでない限り、異なる波形が作られる(再現になってません)ことになります。
つまり、波形が異なることになり、原音と聞こえる音色が変わります。
声が違って聞こえるんです。
(再生機器に周波数特性があっても、波形が変わり、音色が変わります。)
さらに、人間の可聴域に対して、十分幅が取られているという話ですが、
音叉による正弦波的な音に対してでしょうか?
僕たちの声、楽器の音色は、波形が異なるため、同じ高さの音でも違う音になります。
音叉の正弦波的な波の形ではありません。
音叉的な正弦波(周波数は高さに等しい)に短い周波数の波が乗っています。
ということは、そのような短い波を高音域では特に(そして低音域でも乗っていない保証はありません)持っているはずなので、
デジタル録音ではサンプリングレートよりも短い波を切り捨てることになります。
つまり、波形が異なることになり、聞こえる音色が変わります。
ハイレゾ音源にしても、議論は変わりません。
どんなに点を細かく打ったとしても、
欠陥としか思えないデジタルサンプリングの弱点を克服しているとは思えません。
(ハイレゾ音源って、規格が未だに統一されていないんですよ。
規格を変えるたびに、今までの録音を全てサンプリングしなおして、改めて売りつけなおせるので、
新たに録音しなくても、原理的にいくらでも金になるんですよね。
それが狙いじゃないかと疑っちゃいますよ。)
レコード、テープなどの音声の方が好まれ、消滅していないのは、
僕たちの耳が本当の音をわかるからです。
偽物の音、録音時にスタジオ内やライブ会場などで聞こえていた音以外いりません。
アナログは自然現象を使っており、人工的に情報を捨てていないので、
元に戻るんだと思います。
僕の環境では、僕の録音した声を母が聞いても、生声と勘違いする精度が出ています。
(デジタル録音といわれるレコードは遠慮したいんですよ)