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195. 読書とスマートホン (その2)

  • カテゴリ:読解
  • 朝日新聞でも先ほどの記事(その1)で書いた
    大学生協さんの調査記事が
    少なくとも2回ほど触れられているのですよね。

    なので、ちょっと僕も自分の思っていることを書こうと思うんです。

    読書の目的は何でしょう?
    1.書いてある内容をとりあえず、筆者の言い分通りに理解する。
      言っているという現実がありますので、
      余計な口出しをせず、
      言っている方の主張をきちんと聞くという態度が大事
    だと思います。

    というのが、まず第1段階ですよね。

    ただ、言葉というのは人の道具なので、
    便利な面もありますが、不便な面があります。
    文章術で頭の中のイメージを言葉にしたのが文章で、
    読者の頭の中にその頭の中のイメージが伝わることを目的にして、
    人に話したり文章を書いたりするんだと思うんですよ。
    問題が生じるのは93. 言葉と経験にも書きましたが、
    言葉にともなうイメージが人によって異なるので、
    100%イメージが再生されるかというと難しいところがあるんですよね。
    そのため、読者の人生経験、その文章で話題になっている内容に関する素養の深さによって、
    文章で作者の言いたかったイメージを読み取る量が変わります。


    2.文章を読み切るというのは、
      文章から読み取れる情報を全て読み取ると言うことになります。

      読者側の持っている経験、素養が多いと
      なんのために、この言葉を使ったのか、このような議論展開にしたのかなどの
      背景を読み取りやすくなります。


    3.読んでいる文章をなぜわざわざ筆者が書いたのかの動機まで読み取らないと、
      文章に書かれている内容を他のものと相対化して理解することができなくなります。

      筆者の元々の動機を知ることが重要だと思うんです。

    科学論文などを読むときも、
    作った研究者の実験器具、実験操作によって影響される誤差や見えるもの、思考の背景、その後の展開まで
    読み取ろうとするべきで、
    文面を作者同様に理解しよりよく考えるために、
    研究者同士の交流が盛んに行なわれて、
    直接顔を合わせて質問したり討論したりしているんです。

    さまざまな文章を読むとき、
    4.その文章を書いた人の人柄まで推察できるように
      (会って確かめるのが一番ですが)
      読むべきだと思うんですよね。
      文章を書くと言うことも人がやっていることなので、
      どんな人がやっているのか知らないと困る
    んですよね。
      (たとえば、朝日新聞の天声人語は実は複数の人で担当しているらしいのですが、
      有名な割に会社の名前のほうが先に立っていて(だって、あくまで朝日新聞の天声人語なんで)
      どなたの文章かわからないのですよ。)

    ということで、読むべき内容はたくさんあるんです。
    これらをきちんとできるようになるために、
    精読のトレーニングが必要
    になります。
    一度読み方が深くなると、その他の文章に応用できるようになるので、
    様々な本を読んだときの経験の深さが変わる
    と思います。
    精読と人生経験(多読も含まれます)の両方で読書力はあがるんだと思うんです。
    必要な努力をしないで、「読めないよ~」と全部を投げ出してはいけないんじゃないですかね?

    ある物事を知らない初心者が相手だと思うと、
    妙な先輩風を吹かせたがる人がいるようなんで、
    色々なことを一通り知っておく方が振り回されずに、
    のびのび成長できて良いと思います。
    だから、読書することはおすすめなんですよねぇ。

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    高久 真生(たかく まさお)

    Author:高久 真生(たかく まさお)

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